■サーカス学校の生徒たちは、どんな毎日を送っているの?


2年生のIさん、同じく2年生のUさん、そして体験入学中のNさんに、普段の生活をちらりと見せてもらいました。(2010年5月)



@一日の過ごし方を教えてください。

Iさん;朝6時ごろ起きて、テレビを見たり、読書をしたりしながら朝ごはんを食べます。ご飯は毎食自炊しています。
朝9時、練習が始まります。家から学校までは歩いて5分もかかりません。お昼12時ごろ午前の練習が終わって、お昼ご飯を食べにいったん家に帰ってきます。午後1時半ごろ、午後の練習が始まり、夕方5時ごろに終わります。そのあとは、残って練習したり、生徒のみんなとお話したりして、帰って晩ご飯を食べます。普段の生活はこんな感じです。  おうちは、民家を借りて住んでいて、同じくサーカス学校に通っているUさんとふたりで暮らしています。

Aサーカス学校に入学した経緯を教えてください。Iさんは、栄養士の学校に通っていたと聞きましたが、どうしてサーカス学校に?

Iさん:私は大学1年生のときに、サーカス学校の存在を知りました。その時に「入りたい」と言ったら、親から大反対されたんです。けれど「卒業して、自分のお金で通うなら良い」と言われたので、バイトをたくさんしてお金を貯めました。大学の単位もいっぱい取って、卒業時に「入学するから!」と言って、今に至ります。栄養士の大学に在学中、サーカス学校4年分の学費を貯めました。だから今は生活費などの仕送りも一切もらっていません。でも親はたまに小包を送ってくれるんです。なんだかんだで応援してくれるようになっのかな。

Uさん:私は高校生のとき、進路を迷っていて、サーカスが面白そうだなと思ってインターネットで色々調べていたら、ここを見つけました。木下大サーカスとかボリショイサーカスを見ていて、サーカスにはもともと興味があったんです。自分でも何かやってみたいなと思っていました。特に運動経験は無かったんですが、体験入学に来て、そのまま入学しました。生活に必要なものは、後から両親に送ってもらいました。生活費は仕送りしてもらっています。

Nさん:私は、実は2年前に1度体験に来たことがあって、今回は2回目なんです。3日目ですが、体中が痛いです。最初の体験時は高校に通っていたので、入学はできませんでした。今後入学するかどうかは、考え中です。
※Nさんはこの後、2010年6月に入学、7月の発表会に出演しました。

Iさん:私は体験に来た時に「短大を卒業したら入学します!」と校長に言いました。私も入学したてのころは、1か月くらい体中が痛くて、辛かったです。

B1年経ってみて、自分はどう変わったと思いますか?

Iさん:自分に自信が持てるようになりました。日々色々な技ができるようになっていくんです。それまでの私は、自分に対する自信を失っていました。大学では勉強を「やらされている」感じが強くて、嫌悪感を覚えていたんです。でも、ここはやらされている感がありません。「これをやりなさい!」というのが無くて、自由なところが良いです。あと、最近空中リングを始めたんですが、今まで興味が無かったものを好きになったことも大きいです。 まぁ、まだまだなんですけどね。

C最後に、体験入学や入学を考えている人たちへ、メッセージをお願いします。

Iさん:サーカス学校の生徒は、みんな仲良しです。そして前述したとおり「自由」なので、自分のやりたいことを自分のペースでできます。私は、今は空中リングを練習していますが、最初はバトンをやっていましたし、次にコントーションもやって見ました。梅谷さんは自転車です。こんな風に、やりたいことができるんです。「これをやりたいです」と言えば、周りが教えてくれる、そんな環境です。
そして、年齢や経験関係無く、言いたいことを気兼ねせずに言える雰囲気も魅力的だと思います。大学に通っていた頃は、言いたいことを言えずに遠回しな表現をしたり、胸の内にしまって言わず終いなんてこともたびたびでしたが、ここでは言いたいことを、年上・年下関係無く言えるんです。相談もすぐにできます。
アドバイスとしては、ライバル意識・競争心を持つと良いです。他には、どんなことでも良いから、その日の目標を決めること。例えば私は「今日は倒立10秒立つぞ!」とか「腹筋を頑張る!」という風に毎日決めています。

Uさん:ここでは普段できないことが色々できるから、良い経験になりますよ。ぜひ!

みなさん、ありがとうございました。これからもますます頑張ってください!(2010年5月)

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