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村長日誌(2004年4,5,6月)
★6月30日

昨夜は、リトルワールドに来ていたマリア、ミーシャ、ソーニャ(2歳の女の子)の歓送会。というのも、彼らは一旦モスクワに帰国。7月12日に再度来日して、今度は、豊島園で演技してもらうことになっている。ソーニャには一度しか会っていないのに、彼女は僕のことがわかるのか、膝の上に。僕はまさしく好々爺。
この後、芸術創造塾での作品作りで音楽をお願いしている毛利正さんと久しぶりに痛飲。あれこれ話しをする。かなり飲んだので、今日となっては何を話したか覚えていないが、ただ、今後の作品作りについて、例によって、夢物語的な話をしたような気がする。
そのひとつは、ベルリンのディ エタージュという芸術専門学校となにかの共同作品を作れないかと考えていると、毛利さんに、口角泡を飛ばして話をしたように思う。今、ダンサーのケイ・タケイさんと、14,5名のダンサー、サーカス学校の生徒と一緒になって作品を作ろうとしているが、なかに、いわれたテーマを表現するのではなく、自分としての考えを出したいなど、という者がいるのだが、それが、何を表現したいのかはわからないという人がいる。そういう人は、このようなグループ創作にいなくてもいいというか、なぜ、参加しているのかよく分からないのだ。曾遊活動の渦中にいるからかもしれないが、なんかもっとやる気のある連中、そのやる気のあるところを、ディエタージュの生徒に感じたのだが、そういう連中と作品を作ってみたいと思うのだ。さて、どんなものだろうか。


★6月28日

やはり疲れているのか、背中も背骨、腰の辺りが痛くて、うーんと時折、呻いています。ところで、去る6月19日,20日、名古屋で行われた日本ジャグリング大会・チャンピオンシップで、サーカス学校の生徒・森田智博君が優勝。やってくれました。一緒に参加したものもいるのですが、こちらは入賞を逸して、いささか、ショックを受けて、ただ今、静養中といったところ。困ったもんです。


★6月21日

6月18日、9時前に成田に帰国。そのまま出社。今回の10日間のドイツ、ベルギー旅行は大収穫というか、実に楽しい旅ができた。追って、文化の会で報告することもあろう。ドイツでは、初めてリトルワールドで仕事をさせていただいた時に来日してもらったドイツチームのローランドたちに会えたし、ベルギーでは、ステファニー、キャロりーヌ、マーク、それにバラドューに会えた。サーカス学校の公演もドイツで3つ、ベルギーでひとつ、そのほかの公演もみることができた、おまけや、ベルリンで、村上春樹のアンダーグラウンドを覗けたこと。


★6月7日

村長日記の難しさを感じています。書いといたほうがいいと思いながらも、個人の気持ちの問題もあり、書かないほうがいいかな、と。
生徒がひとり休学したとだけ、報告しておくことにします。
明日8日から、10日間ほど、ベルリン、ブルッセルのサーカス学校の視察に。仕事がらみでもあるけど、じっくり見てきたいなと。基本的には、どうすれば、合理的にサーカス学校での指導が可能かとおいうことになるけど、先立つものが不足しているので、見れば見るほど、つらくなるかもしれない。でも、知っておかなくては、という気持ち。


★5月31日

先週は、27日(水)の夜、東村に。シアターXのIDTF”いえもん”に出演する日野さんを連れていく。現在はコンテンポラリーダンスをやっているのだが、その身体能力がアクロバットにむいているようなので、できればナジェイジダ先生の指導を受けてもらいたいと思い、サーカス学校での練習を進めている次第。28日木曜日、彼女を先生に預けて、ぼくは前橋の社会福祉法人 恵林 へ。6月5日のサーカス学校打合せに。夕方、日野君は東京へ。29日金曜日、千葉工業高校の3年生一人、学校へ。来年春来たいということで、高校の先生から連絡をいただいていた。彼は、サーカス学校の森田君にジャグリングの指導を受けたことがあるとか。前方回転など、身体能力もいい。こういう青年がどんどん来てくれるといいのだが。ナジェイジダ先生も張り合いが出てくるというもの。
この日、3日前から来ている琴実姐さん、ナジェイジダ先生、資料館に泊まってもらい、翌29日、琴実姐さんを埼玉の吹上に送り、ナジェイジダ先生を、シアターXの俳優養成学校のアクロバットの授業に送る。
車には、3箱の洋服、屋根には、3枚に障子の枠が積んであり、それらを、シアターXのダンスを一緒に作っているケイ・タケイさんのスタジオに運ばなければならないのだが、いささか疲労気味。事務所によった後、家に帰る。
30日は、ケイさんのスタジオに荷物を運び、一度、事務所に車をオキにゆき、ケイさんのスタジオにUターン。稽古。
今日は、雑用の山を片付ける。ドイツ行きの準備もしなくては。明日は、名古屋トンボ帰りの予定。


★5月26日

昨日、久しぶりに犬山のリトルワールドに。ハンガリーサーカスを見る。空中ブランコ、シングルトラッピーズのマリアの演技に感動。難度の高い技を次々にこなしている。2回見て、名古屋にUターン。中部国際空港の赤碕さんにお会いする。で、再び犬山にUターンし、ハンガリーサーカスの面々と食事、飲み会。噂では、ハンガリーの連中はまるで飲まないのでつまらないとの情報だったが、確かにそれほど飲まないが、皆カラオケ大好き。で、かなり盛り上がった次第。
今朝は、プレジャー企画の大棟さんにあって、情報交換。彼が愛知博で企画している、200人のクラウンパレードはどうやら実現できそうとの朗報。200人のクラウンのパレードは見ものだろう。


★5月23日

今日は、ダンスの稽古はお休み。先週は、岡山に住んでいる、染織をしている横原瞳さんが、雪子さんという、美術系パフォーマーをつれて、サーカス学校へ。瞳さんは2回目の訪問。僕が忙しく、一日しか滞在できず、ちょっと、申し訳ない気分。
で、21日の金曜日に東京もどり。土曜日は、ダンスの構成の件で、豪徳寺の駅隣接の喫茶店で、ケイさんと打ち合わせ。その後、昼過ぎに早稲田大学独文のクラス会に出席。北海道から上京したクラスメイトがみんなに持ってきたシシャモを3箱いただいて、ケイさんのスタジオにもどり、パンフレット用の写真撮影に立会い。シシャモを分けてから、帰宅。
今週は月曜日にリトル。火曜日に東京に戻り、友人と一献。で水曜日にはサーカス村戻りの予定。今日はこれから、夏のフェティバルに参加してくれるパフォーマーの人々のスケジュール作りとその発送。でも、早く家に帰り、のんびりしたいな。

★5月20日

昨夜、久しぶりにサーカス文化の会・月例会に出席。というのも、サーカス本についての読書会をやろうと提案していたので、水曜日という日は、本来、東村にいたいのだが、そちらはごめんなさいをして、月例会に。
しかし、大森君を含めたACCのメンバー以外は、上島由紀さんと、声をかけて来ていただいた、『サーカスの犬』の訳者である永田千奈さんと、残念ながら、参加者少数。
『サーカスの犬』に、僕が痛く感動したのは、サーカスの犬=サーカスの精霊がやってきて、そのために再びサーカスをはたあげしようとする人々の猛烈な仕事振りに、これこそがサーカスを今日まで持続させている力なのだと再認識というか、その秘密に触れた気がするからであった。そこのところを、サーカス好きな人々と語りたかったがために、読書会をと提案したというのが、僕の本心。
 それは、まあ、空振りぽかったが、訳者の永田さんが、サーカスの裏方の人々に共感しながら、この本を訳していたという話をされ、僕はちょっぴり、溜飲を下げていたのでした。
明日はサーカス村へ。夏の準備を本格化させなければ。

★5月18日

5月14日健康診断。相変わらず高い数値の中性脂肪に尿酸値。14日中に東村へ 戻る。15日には、シアターXの俳優修業コースの生徒12名がナジェイジダ先生の特訓のた来村。ぼくは、前日から昼食用のカレーの仕込み。みんなは特訓の後、国民宿舎の温泉につかり、渡良瀬渓谷鉄道で帰京。
また、宮地麻衣子のお父さんが来村。鹿児島の無双という,美味しい焼酎を持参してくださったのに、16日のダンスの練習のために東京に戻らなければならず、飲めず。この日、家に帰りついたのは、深夜1時すぎ。翌日は、ダンスで使う大きなダンボール箱をケイさんのスタジオを運び、車を事務所の駐車場に。そしてケイさんのスタジオにUターン。
7月のサーカス村フェスティバルには多くのパフォーマーが参加してくれるようになり、そのスケジュール作りに入る。7月21日から25日まで、大間々のさくらもーる、黒保根村の物産観光店前、東村の草木ドライブイン、国民宿舎サンレイク草木の4箇所で、それぞれに2組のパフォーマーを入れることができそう。
期間中のサーカス学校の公演の準備もあり、ますます忙しくなるのは間違いなし。

★5月11日

9日のIDTFの稽古は、一緒に作品を作っているケイ・タケイさんがお休みなので、不肖・西田が稽古をつけますといった感じだった。ケイさんのようにダンサーとしての指導はできないので、稽古台本のつもりで書いた台本を下敷きにして、いくつかのシーンを想定して踊ってもらう。4人の集団で、どこかを触れながら踊ってもらうというのには、人と触れていたくないとか、いささか、アレルギー反応を起こす人も。ま話し合いの時間では、芸能者と芸能人という捉え方、職業人としての踊りを求めているのではないといった部分に批判的な意見も出てきた。ひとつの基本として、自己満足しか思えない踊りを否定したいし、表現としての踊りを、その人が社会をいかに認識しているかを踏まえて、踊ってもらいたいと思っているので、これからも、いろいろと意見の対立が出てくるだろうと思う。
このところ、サーカスの本を紹介しているが、サーカスではないが、空中電気式人形という、今風に言えば少年そっくりなロボットの話で、そこにサーカスの味付けがしてある本を、近くの本屋の書架に発見。長野まゆみの『三日月少年の秘密』。このところ、紹介してきた本とはいささか趣が異なるが、興味のある人はどうぞ。

★5月6日

連休中は東京。サーカス学校は休み。生徒たちは大道芸にでたり、遊びに行ったり。
2日は、ケイ・タケイさんのスタジオで、「いえもん」のための練習。4日には、シアターXで、IDTFの公募作品のオーディションがあり、連休といっても、家でゴロゴロしているわけにもいかず、といった状況でした。
オーディションは、14作品(持ち時間10分)を見せてもらうというもので、かなりハードな一日。とはいえ、いろいろ見れるのはなかなか楽しいもの。今回のIDTFのテーマは「仮面と身体」どうやら仮面の解釈というものが難しかったのか、仮面の部分では、強く印象を受けるものは特になかったのが残念といえば残念。
で、そのほかの日は、東村マールィサーカス団のことをぼんやりと考え、そうか、現状は、マールィ一座というとことで考えようか、と。
どこかを放浪している一座で、それがたまたま、どこかで公演している、というイメージ。
問題は、その放浪の背景。いかに現代と接点を持った、放浪のイメージを作り上げることができるか。
そのイメージが原動力になって、公演に漕ぎつける。そのような流れが生まれてくるといいのだが。

★4月28日

昨日、サーカス村入り。ACCを出る時、サーカス学校の生徒たちとサーカス団を作ろうと、これは、サーカス学校を作る時から、いつか、東村サーカス団を作る時が来るだろうと考えていたが、そのことをこれで何度目かは分からないが、また考え、結論を出すというか、ふと、思いついたのは、東村の小さなさーかす団というネーミング。で、あずまむらまーるぃさーかすだん。東村マールィサーカス団。
マールィというのはロシア語で小さいの意味。あのボリショイサーカスは、大きなサーカスの意味だから、小さいサーカスもロシア語で、というわけである。それが、マールィというのがなんともいいではないか。丸いつまりサーカスのリングではないか。これで、決まりだ。但し、まだ、だれが団員というのでもない。ただ、東村マールィサーカス団結成というわけである。旗揚げはいつになるか分からない。この東村マールィサーカス団は、いまは、想像と現実のあいだに浮かんでいる、空想サーカス団、夢のサーカス団である。

★4月27日

昨日、『夜と朝のあいだの旅』を読了。『サーカスの犬』が、バトルラングという、サーカステントの建て降ろしを行う、ならず者のお話で、実際にテントの建て降ろしを行った体験を持つ僕には、感涙の物語だとベタ褒めしたところ、会員の一人である、大塚仁子さんから、この本を紹介された。翻訳出版されたのは、2002年7月(原作は1995年)で、あらら、全く気がつかなかったというだらしなさ。で、この作者であるラフィク・シャミはシリア生まれで、1971年にドイツに亡命した、異邦人。作品は、よれよれになっているサーカスとその団長が、エジプトからきた幼なじみの提案を受け入れ、エジプトへ行き、さまざまな出来事に巻き込まれるという展開で、そこには、イスラム社会と西洋との文化の違いに翻弄されるサーカス一行の姿が描かれている。とても面白いので、ぜひ、皆様も手に取ってください。出版社は西村書店。
この本は、サーカスの本であり、またイスラム文化とキリスト文化との違いのなかで、人がいかに苦しみ、生き抜いているかという物語でもあるというか、後者を描くために、サーカスを舞台にした作品といえるだろう。
ところで、今、僕は、どうすれば、テントというか仮設のサーカス公演が可能かということを、懸命に考えている。大きな仮設、テントは現実的にはまず不可能なので、まさしくボリショイサーカスではなく、マールィサーカス、つまり小さいサーカスの可能性である。まあ、マールィサーカスにしても、シングルトラッピーズ、小一丁ブランコぐらいはできる空間を確保したいなと思う。さて、どうすれば実現できるか。
ひとつは、バトルラングの仲間を探さなくてはならない。もうひとつは、『夜と朝、、、、』の、団長の幼なじみ、ナビルを探さなくては。とはいっても僕には、ナビルのような大富豪の幼なじみはいない。まずは、サーカスが好きで、サーカスと暮らしたい、そんな人物を探そう。

★4月24日

20日、中野サンプラザで、広東雑技団公演を見る。久しぶりに雑技を堪能する。
東洋の白鳥という、男性に肩の上で、バレエを踊る作品は、NHKで、この作品がいかに生まれたかをドキュメントで描いていたので見た人もあるだろう。僕が最初に見たのは、5年ほど前だったか、大連の中国全国大会だったが、その時の会場のどよめきを思い出していた。今回は、ものすごく安定していたので、当時のスリリングな気分は味わえなかったが、そのすごさはかわらない。
24日は、サーカス学校、群馬・大田高校定時制、新入生歓迎会に招待されて、夜の公演。
80名ほどの、一年生から四年生の男女を前に公演。なかなかの出来である。もちろん、中国雑技との比較はできないが、確実に演技は向上している。生徒たちも喜んでくれた。生徒たちは、サーカス学校の生徒に親近感をもってくれたようだが、僕の思い過ごしか。公演後のディアボロ体験にも積極的に参加してくれたし、いろいろ質問もしてくれた。やはり、なぜ、サーカス学校にはいったかに関心があるように思えた。

★4月20日

中沢新一著『精霊の王』に、中原中也の「サーカス」が引用されています。サーカスのテントが芸能を守るテントというとらえ方で、そのテントのなかで、中也のサーカスという詩の世界=ひとつの芸能である、中也の独創的なサーカスの世界が生まれているというもの。かなり強引な気がしますが、どうやら、哲学者中沢教授は、干からびた、体系としてしての哲学よりも、生き生きとしたあるいは毒々しく悪魔的であれビビットな、世界を見つめる力ある思考そのものを追求しようとしているようです。先生は哲学的思索のなかに芸能のもつ、普段は非在であるところの表現、つまり表現されたものがなければ、この世を捉えきることはできないと考えていらっしゃるようです。
ぼく自身、『精霊の王』を十分に理解できないのですが、サーカス・テントの関係というか、サーカスその世界については、もっと考えを深めていかなくてはいけないと思っています。

★4月14日

昨日、サーカス村入り。昨日も今日も、東村は午後から雨。火が恋しくなる寒さ。
ナジェイジダ先生曰く 生徒たちは心がうつろ と。この時期、皐月病ではないだろうが、みんなもうひとつ真剣に練習に取り組めないというか、どこかほんわかしてしまうのかもしれない。今日は午前中ちらりと顔を出して、午後は、資料館で雑草と格闘。昨年余り見なかった二輪草があちこちで群生し始めている。その一部を残して、後はむしる。むしるといっても、この二輪草は根がしっかりしているというか、細かい根ではなく、細長い球根のような根で、しかも葉っぱを引っ張ると、柔らかい茎がすぐ抜けて土のなかに根が残ってしまうので、スコップで掘りおこしながら、取りのぞく。そのほかにもいろいろな雑草が生えているのだが、今日、図鑑で調べたのは、きつねのかみそりという野草。何でもなんでも、葉の形が剃刀に似ているので、この名がついたとか。この草は、夏になると葉が枯れ、その後、花茎が伸びて、高さ30〜40センチぐらいになって、黄赤色の花が咲くらしい。
九州のキャナルシティで、バンジーを仕込んでいる洋子さんからメイル。今回コーディネイトをしている空中ブランコのクリスティが僕に会いたがっているとか。残念ながら、23日に、大田高校の定時制の生徒たちにサーカス学校のショーを見せなくてはいけないので、今、サーカス村を離れるわけにはいかない。クリスティは次回の来日には、サーカス学校に来て、空中ブランコの指導をしてくれるという。ありがたいことだ。BPズームのベルニーも、ジャック・ルコックの『詩を生む身体』(翻訳本)をプレゼントしてくれ、その見開きに、「いつか、お前のサーカス学校で、ルコックのメソッドを教えるよ」と書いてくれた。
これまで日本に来てもらった多くのアーティストが、サーカス学校で教えるよと話してくれている。彼らの友情を生かす機会をなんとか作らなくてはと思う。できれば、本格的に空中モノを練習する生徒が入学してくれるとうれしいのだが。

★4月12日

昨日、シアターXの創作ダンスのためのワークショップが始まる。サーカス学校からは、ふくちゃん、西山馬来、香山啓、上坂直之の4人が参加。ダンスや演劇をやっている連中と一緒になって、汗を流していました。さて、どうなるか、楽しみ。参加し人たちは、ほとんどが新しい体験だったので、新鮮な気分を味わったようで、こうした経験から自分の表現にプラスになるものを見つけてくれるように願っている次第。それにしてこれで日曜日のつぶれ、いつ休めばいいのかと一人言。

★4月6日

昨夜は、スラップタクシーのメンバーと代々木の中華料理店で、会食。
シアターXでのIDTFの創作作品の台本というか、シノップスを何とか書き上げた後だったので、みんなと楽しく飲めました。しかし台本らしきものは書き上げたとはいえ、実際には、稽古しながら作ってゆく台本なので、稽古に入ってからが勝負。戦いが待っている。この世の中にきちんと向かい合う作品にしなくてはいけないので、相当苦労するだろうなと思う。
今日は、7月に東村でおこなう、サーカス村フェスティバルに大道芸をおこなってもらえるパフォーマーへの依頼状作成。7月とはいえ、今から準備しなくてはと思う。焦らず確実に、ステップ バイ ステップ。

★4月5日

先日、堤さんの『チンパンジーにありがとう』をベタ褒めしたところ、またまたベタ褒めしたくなった本が出版され、感涙の体。
今度の本は、翻訳モノで、フランスのリュドビィック・ルーボディという、本人もまた、バトルラング(フランス語で、よそ者、ならずものという意味とか)に違いない男がモノにした小説。これは、テント設営屋というか、テントを建てる仕事をしている、ほとんど世間から無視されている男たちが、一匹の天才犬(なんでも、人が何を求めいるかわかる、そして芸をするのが大好きな犬のことを、マスターというらしい)に出会い、サーカスをおっぱじめる話だが、テントを建てる作業の大変さ、サーカスを始める時に、死に物狂いに働かなければならない様子が手に取るようにというか、僕自身の経験そのものを描いてくれているようで、もう、1ページ、1ページがリアルそのものなのだ。
作者自身、サーカス団で働いた経験をもつとあるが、確かにサーカスで、しかも、テントを作業を経験したものでなければ、このしんどさは描けないのではないかと思う。
バトルラング(フランス語で、よそ者、ならず者の意味とか。但し、どうやらサーカステントを建てる連中もそう呼ばれているらしい)という、世間から無視されている連中、彼らは世間から無視されているのではなく、サーカスショー、それを楽しむお客からも無視されているのだ。
ヨーロッパのサーカスの多くでは、このテント設営の仕事に、賃金が安くしかも肉体強健な、東欧の国々の人々が汗を流している。彼らは、ショーが始まる時間には疲れきって、キャンピングカーのベッドに倒れこんでいる。
華やかな照明を浴び、拍手を浴びているアーティストの世界と、彼らは夢のなかでもであっていないかもしれないのだ。だが、バトルラングの人々の中には、大きな夢を持つ奴がいる。いつか、自分のサーカスを、という夢を。
というわけで、またまた本の紹介だが、この日記を読んだ人は、ぜひ、本屋に走ってくださいね。
タイトルは『サーカスの犬』 出版社は光文社。まだ販売価格表示前なので、1,800円+税。訳者は、永田千奈さん。永田さんからサーカス村に一冊、寄贈してもらいました。

★4月1日

世の中、今日から新年度。今日の夕刊には、どこかの入社式の写真が載るのかな。
ACCにも、今日からロシア語と英語が堪能な大森健司君が来てくれます。ぐっと戦力アップすることでしょう。それだけ、僕はサーカス村に集中できるということです。
3月30日、銀座の博品館で、バチカンブラザーズという、奇妙な連中のライブに行く。現代版クレージーキャッツをめざすという、朝日新聞夕刊の記事に誘われて出かけたのだが、これががっかり。身内の演芸大会の乗りで、パンフレットのごあいさつに書かれているように、おすきなように見せていただいた感想をいえば、うんざり。朝日新聞の記事に踊らされた手前がアホに思えちまったのでした。朝日新聞一ヶ月止めて、元を少しは回収するかといった気分です。つまりバチカンが悪いのではなく、朝日を信じている己がアホなんだよな。

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